報道記事:2010

一覧

2010.03.15慶應大 国際水準の臨床研究を推進(日刊薬業)

慶應大医学部は23日、東京都内で開かれた治験中核病院・拠点医療機関等協議会で、「グローバル臨床研究拠点」としての活動計画を示した。同大の「クリニカルリサーチセンター」(CCR)を中心に、海外機関と連携しながら国際水準の臨床研究推進や国内の臨床研究の水準向上に向けた活動を展開する。また婦人科や小児科など診療領域別に、国際水準の臨床研究に対する支援機能の確立・提供などを行うことも計画している。

厚生労働省は2009 年度に「グローバル臨床研究拠点」として2機関を選定、同大医学部はその1つ。

同大医学部では、国際水準の臨床研究を担う人材を育成・雇用し、国内外に「一級の臨床研究者」を輩出するとともに、他施設が利用できる国際水準の臨床研究支援機能を提供。さらに新たに発足する「慶應腫痕センター」で、国際水準の低侵襲療法の研究開発を推進する。

09年度から11年度の3年間の活動計画について、「国際水準の臨床研究を担う実務者の確保」では、国際共同試験専従の臨床コーディネータl や生物統計家、データマネジャー、ファイナンシャルマネジャーなどの確保に取り組む。

「国内外研究施設との連携推進」では、海外機関との人材交流や共同研究体制の確立などに取り組むほか、延世大(韓国)や北京大(中国)との「アジアンコラボレーティブスタディー」体制づくりに向けた調整や、ケンブリッジ大(英国)との連携推進などを展開する。「国際水準の臨床研究者の育成・研修」では、ミネソタ大(米国)との合同臨床研究講習会の開催などを行う。

診療領域別に、国際水準の臨床研究に対する支援機能の確立・提供や人材の育成・雇用などを行うことも計画している。学内公募で決定した婦人科、泌尿器科、精神科、心臓外科、小児科、循環器内科の6領域計7件について、海外と連携して活動を実施。運営管理はCCR が担当する。

例えば、婦人科では「がん領域における国際共同臨床試験・国内多施設共同臨床試験実施に対する支援体制整備」、小児科領域では「発達遅滞の国際共同臨床研究コンソーシアムの立ち上げと研究補助」を行うことを計画している。

(© じほう)

2010.01.06厚労省グローバル拠点、北里大と慶應大に決定(日刊薬業)

国際共同治験・臨床研究を推進するため、厚生労働省が今年度に新たに設置する「グローバル臨床研究拠点」が、北呈大臨床薬理研究所と慶應大医学部の2機関に決定した。

同拠点は、中央IRB 機能などを備え、高度な国際共同治験・臨床研究を実施・支援するもので、「革新的医薬品・医療機器創出のための5カ年戦略」で今年度中に整備する方針が明記されていた。

同拠点では、「医師やCRC、生物統計家などの人材確保」「国内外の臨床研究機関間の連絡・調整」「実施・支援に必要な人材の教育・研修」を実施。「治験や臨床研究の実施に必要な臨床研究機関等ネットワークの構築・拡大」や「国際共同研究の計画立案・実施に対する助言」などを手掛ける可能性もある。

2つの機関は、昨年10月中旬?11月上旬に実施した公募で選んだ。選定に当たっては、応募があった21機関から、公募条件に合わず選定対象外とした機関を除いた16機関をまず候補とした。その後、専門家や有識者など第三者で構成される「評価会議」を関催し、候補機関の国際共同治験・臨床研究推進への「貢献度」や「実施体制・実績・計画遂行能力」を評価した結果、北里大と慶應大が選ばれた。

厚労省は今年度からの3年間、拠点に対して補助を行う予定。今年度予算は4億円で、1機関当たりの補助上限は2億円。来年度予算案では6億円(同拠点以外の予算も一部含む)を計上している。

(© じほう)